ユーラシア研究 63号

クリックで画像を表示
B5版 カラー 80ページ
【特集Ⅰ】マトリョーシカと日露の美術工芸の交流史を考える
マトリョーシカの謎から日露美術工芸史へ 熊野谷葉子
アール・ヌーヴォーの受容からみるヴルーベリとジャポニスムの関係 上野理恵
芸術家・山本鼎ロシアと日本で見出した民衆の創造する力 小笠原正
山本鼎とロシア 中村喜和
初期のマトリョーシカと日本の組み子人形について 道上克
マトリョーシカの謎と七福神 S.V.ゴロジャーニナ 有信優子訳

【特集Ⅱ】ロシアの農民・農業・農村―歴史と現在
ロシアの農民―改革、戦争と革命の歴史のなかで― 西山克典
ソヴェト農民と市場1930年代ソ連のコルホーズ市場での取引動向の一側面 日臺健雄
ソ連崩壊後のロシア農業・農村 野部公一
ロシア農村のウェルビーイング:経済指標を超えて 武田友加
●特別寄稿
『イリーナさんというひと』の新展望 太田丈太郎
あるアルメニア人女性が見た明治日本:ヘギネ・メリク=ハイカジャンの『日本一周旅行記』(1905年) ホワニシャン・アストギク
●エッセイ
ロシアの詩を読むNo.31閉じこもる詩人 岡林茱萸
ロシア語あれこれNo.31コロナ禍のロシア語 佐藤貴之
●書評
大木毅『独ソ戦絶滅戦争の惨禍』 横手慎二
飯島一孝『ハルビン学院の人びと百年目の懐古』 宇多文雄
リジヤ・ジノヴィエワ=アンニバル(田辺佐保子訳)『悲劇的な動物園三十三の歪んだ肖像』 安田葵
佐藤雄亮『トルストイと「女」―博愛主義の原点』 木村敦夫