クコツキイの症例㊦

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ウリツカヤ /日下部陽介訳
社会主義国家ソ連のアングラ社会に足を踏み入れたターニャはジャズ・ミュージシャンと人生の喜びを見いだしていく。孤独なエレーナは徐々に精神に異常をきたし、パーヴェルはもはや家族とのつながりを取り戻すことができそうにない…。若者文化が非公式の世界で活気にあふれていたスターリン死後の社会のなかで、家族の生と死の問題がひとつの結末を迎える。
群像社ライブラリー31