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監獄の前で面会を待って並ぶ女たちの中にいた詩人が苦難の中にある人々を思いながら歳月をかけてつづった詩篇「レクイエム」。悪事が行われた場所に生えて笛になってその悪をあばいたといわれる「葦」を表題にした詩集。孤独と絶望の中でささやく女の声が詩となって私たちに届く。