ポーランド史叢書

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  • 国民教育委員会
    国民教育委員会
    ポーランドでは憲法に続いて国民教育の取り組みでもヨーロッパの先頭を切っていた。啓蒙主義の普及と近代国家を支える公民の養成のために行われた18世紀後半の教育委員会の創設と教育改革をめぐる事情を史料と共に明らかにする。
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  • 王のいない共和国の誕生
    王のいない共和国の誕生
    ポーランド=リトアニア共和国が東西の帝国によって分割されたあと、独立を悲願として数度の独立運動をへて第1次大戦後に初めて民主制国家として誕生したポーランド共和国。君主制支持者がいかにして民主制への転換という革命を実現したのか。その経緯を史料と共に明らかにする。
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  • [新版]1791年5月3日憲法
    [新版]1791年5月3日憲法

    世界で二例目の成文憲法としてヨーロッパの近代国民国家の先駆けとなったポーランド憲法。その成立にむけた政治家たちの情熱を解き明かし、分割によって国を失うことになったポーランド国民の独立と自負の記憶として後世に受け継がれたに憲法の意味に光をあてる。



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  • リガ条約―交錯するポーランド国境
    リガ条約―交錯するポーランド国境
    ソヴィエトとの戦争を終結させポーランドの東部国境を画定した1921年のリガ条約。ポーランドの国家像をめぐり連邦主義と併合主義とが交錯する中でポーランド国境が定まるまでの政治的ダイナミズムを描くとともに、条約によって翻弄される人々や民族の姿を追い、国境のもつ意味を問う
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  • ポーランド年代記と国家伝承
    ポーランド年代記と国家伝承
    多くの国家は成立の当初から国家の起源伝承を含む多くの歴史書を編纂してきた。ポーランドでは十一世紀の初頭に書かれた『匿名のガル年代記』が国家の起源に最初に言及した資料であり、その百年後に書かれた『ヴィンセンティ・カドゥベックのポーランド年代記』はさらに詳細にまた文学的に薫り高く国家の起源を物語っている。その二つの年代記を比較しながらポーランドの国家伝承の基本的な特徴を描く。
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  • 戦勝記念碑とピアニスト
    戦勝記念碑とピアニスト
    ポーランドとリトアニアの連合軍がドイツ騎士団に勝利した500年前の記憶を顕彰し、後のポーランド独立に大きな影響を与えることになるグルンヴァルト戦勝記念碑を企画・実現したピアニスト、パデレフスキ。20世紀初頭には米国大統領に招かれるほど世界的に名を馳せており、ショパンとも並び称されるポーランドを代表するピアニストは、独立ポーランド国家の初代首相となり政治家としても大きな足跡を残した。その最初の政治活動となった記念碑建立をめぐる動向と歴史的背景を除幕式典の史料とともに解説。歴史の記憶が人々に与えた影響を考察する。
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