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反体制派の作曲家としてソ連当局から迫害され続けながらも、 鉄のカーテンの隙間から吹き込んでくる西側の風を吸い込んで、 バッハを源流とする音楽の伝統を未来へと繋ぎ、 世界的現代作曲家として名声を成し遂げたシュニトケ。 インタビューと作品解説で描き出すその世界。
人の死を悲しんで流す涙には作法がある。
故人を無事に死者の国(トゥオネラ)に送り出すために
北ロシアの農村で伝承されてきた「泣き歌」と「泣き女」の習俗に光をあて、
ソ連時代のアカデミズムから排除されながらも
「泣き歌」を学術的テーマとして確立した葬礼と悲しみの民俗学。